南スペインを巡る旅
スペインに行くなら定番バルセロナだけではなくて、アンダルシア地方へ行ってみたい。ということで、今回実現したのが南スペインを巡る旅。
マラガを出発拠点に、専用車で主要都市を回ってきました。
お客様からの投稿
ヨーロッパ有数のリゾート、マラガ
南スペインを巡る拠点はマラガ。ここから北へ、最終目的地のグラナダへ向かいます。
地中海に面したマラガは、ピカソが幼少期を過ごした場所として知られています。が、日本のガイドブックを見ても、マラガの観光情報って全然ないんですね……。
本当の所は、コスタ・デル・ソル(太陽海岸)というヨーロッパ有数のリゾート地。休暇を楽しむ多くの人で賑わっています。
この時期の南スペインは日がとても長く、22時前まで明るい太陽の日差しがあります。
日が暮れると大聖堂がライトアップされて幻想的! 厳かな気持ちになれる時間でした。

大きな通りから一本道を入ると、バルやレストランの数が多いことに驚きます。
どのお店も外まで人が溢れ、賑やかなのですが、なんとこれが深夜1時2時まで続きます。
この近辺のホテルだとうるさくて眠れないのでは、と心配になりました……。
正直、マラガには出発地点として前泊のみを目的に、余り期待もなく行ったのですが、もう1泊したい素敵な街でした。
リゾートなので、朝、ビーチ沿いを散歩しても良かったと思います。
マラガの朝7時はまだ暗く、日が暮れるのが遅い分、上るのも遅いそうです。


専用車で南スペイン巡りへ出発
朝9時、ホテルへ迎えの車が到着。普通乗用車のセダンです。
てっきりドライバーっておじさんかと思ったら(失礼!)、現れたのはスペイン美女のフローリアさん。 残念ながらスペイン語のみ、英語は苦手ということで、お互いカタコトの英単語で会話をすることに。
最初に一日のスケジュールをもらえて安心しました。
白い村、ミハス
マラガから約30分、高速道路を抜けて着いたのはミハス。アンダルシア地方に多くある「白い村」の中で最も美しい村の一つとして知られています。
こんな可愛い看板がお出迎え。
白い村とは、家々の壁が石灰で白く塗られた村です。強烈な太陽の日差しを反射させて暑さをしのぐ工夫だそうで、また、石灰を塗ると壁に虫がわきにくいそうです。
見渡す限りの白壁とレンガ色の屋根、窓際もお洒落に飾られ、村全体が絵画のようです。
ミハスは観光用に作られた白い村で、日本からの観光客も多く訪れます。

写真スポットが多く、美しいミハスですが、ここでの予定時間は1時間。あっという間です。

ミハスの観光名物、ロバタクシー。
着飾ったロバが並んで待機しています。時間をかけて街を散策したい時は、ロバタクシーも良いかもしれません。

ミハスで一番有名な坂道は、2004年にカメラのCMの撮影場所として使われました。ミハスは高台にあって、坂道がとても多いので、歩きやすい靴をおすすめします。
白い家々に映える、青い鉢とピンクのブーケンビリア。ため息がでる美しさです。
次のネルハまでの高速道路から望める地中海(写真右下)。

ミハスにお土産物屋さんはとても多く、売っているものは、南スペインらしいカラフルな食器、花瓶、ミハスの絵葉書やマグネット等々。
値段はバルセロナと比べると安めです。
この後に訪れる場所にはお店が少ないので、ちょっと早いですが気になるものは迷わずここで買ってしまった方が良いかも。
ヨーロッパのバルコニー、ネルハ
1時間たっぷりミハスを楽しんだ後、フローリアさんと合流し、次なる目的地ネルハへ。
車で走ること約1時間、高台の高速道路からは美しい地中海。
11時30分、ネルハに到着!
マラガは平地でしたが、ネルハは高台のリゾート地。 レストランや土産物屋、洋服屋(水着やリゾート着)など、お店が多い都会です。







ネルハの観光名所と言えば「Balcony of Europe」。名前の通りヨーロッパのバルコニー。海の先はアフリカ大陸モロッコです。(さすがにモロッコは見えませんが)
こんな道を歩いて行くと、いきなり目の前に大きく広がる景色!









地平線に続く海、海、海。 真横にはリゾートホテルとプライベートビーチ。ロングステイする欧州人が多いそう。うらやましい!
ホテルから続くビーチには、パラソルでくつろぐ人、真っ青な海に飛び込む人、皆休暇を楽しんでいる様子。
Balcony of Europeの下は、地中海を一望できるレストラン。残念ながらまだ時間が早く、中に入ることはできなかったのですが……

ちなみにスペインは、シエスタという昼寝の習慣がある国。その為か全体的に生活時間が日本+2時間くらい遅めです。
ランチも14時くらいから始めるのが普通で、ディナーは20時くらいから。早起きして朝ごはんを早くすると、その後お腹がすいて大変ですよ。

あとは街なかやお店を散策。街は綺麗ですが、特に変わったものは見当たらず、1時間は十分過ぎました。
その分ミハスに時間が欲しかった……。
生活が馴染む白い村、フリヒリアナ
ネルハを出て5分で、山沿いに大きな白い村が見えてきました。フリヒリアナです。
ミハスは観光用の村でしたが、フリヒリアナは居住地域。今でも3,000人ほどが暮らす村です。
ですが、白い村=ミハス、というイメージが強いのか、日本人は一人も見かけず。
ただヨーロッパ系観光バスが止まっていたり、観光客は多いです。駐車場にも公衆トイレは完備。ティッシュは必須ですが綺麗でした。

ここでは昼食も兼ねてたっぷり2時間半の滞在です。
自由旅行のように、ランチの場所も自分で探します。

まずは情報収集、と、フローリアさんから駐車場の上に観光案内所があると教えてもらい、近づいてみると、なんと中にいるのは人形!
しかも結構ホラーな顔です。一見の価値あり。

1ユーロ入れるとフリヒリアナの説明をしてくれるらしいです。言葉は英語・スペイン語・イタリア語・ドイツ語・中国語・韓国語。 日本語がない……。
本当に訪れる日本人は少ないようです。






情報収集は早々に諦め、ひとまず人が歩いていく方向へ行くことに。

街がまっ白! ミハスのように差し色がなく、それがまた白を際立たせます。
石畳は貝模様、ドアと窓はブルーでとにかくかわいい。
ブーゲンビリアも太陽を浴びて元気に育っています。
フリヒリアナは、山沿いに広がる村なので、先に進む道はひたすら登り坂。あまりに美しい景色の中、白い道をどこまでも歩けてしまいます。
玄関先で向かいのおばあちゃんに話しかけるおじいちゃんを見かけ、ああ、人が暮らしているんだな、と実感しました。

歩き続けたところで13時半、そろそろランチタイムです。
駐車場の近くにもレストランはありましたが、せっかく道を上ったので景色の良い場所で昼食に。
この旅で役立ったのは日本から持参したwifiルーター。ホテルや空港で無料wifiは入りますが、フリヒリアナのような小さな村ではルーターがあると便利です。
早速トリップアドバイザーをチェックし、近くで評価が高く、かつオープンテラスのレストラン「Bodeca De Pepe」を見つけました。
もしネット環境がなくても、家と家の間にちらほらレストランの入り口があるので大丈夫! いろいろ覗いてみても良いですね。
「Bodeca De Pepe」の中は、大きなパラソルとギンガムチェックのテーブルクロスが可愛い雰囲気。
予想通り高台からの景色が一望。また違った角度でフリヒリアナを味わえます。

ランチメニューは、前菜(サラダかスープ)、メイン(この日はパエリアかスペイン風肉団子)、パン、ワンドリンク(アルコールも可)で9ユーロ。
他のスペイン都市に比べたら格安です。私はパエリアをチョイス。

スペインに来て、初めてのパエリア。海鮮がたっぷりでボリューム満点。パエリアは南地方のものではないけれど、良いのです! 美味しくて満足です。

風が通り、気持ちが良い場所だったので、思わずゆっくりしていると14時50分! 集合は15時。急いで駐車場へ。

怖い人形がいる観光案内所の近くまで戻ると、さっきは見つけられなかった「a tourist information center」の看板を発見!
入口も30mほど坂を上った所に……
最初に気付いていればまた違った散策になったかもしれませんが、私はブラブラ歩いたこの時間がBSの「世界まち歩き」のようで楽しかったです。
ちなみにミハスにはロバタクシーがいましたが、フリヒリアナには観光汽車が走っています。
30分に1本出るらしいのですが、時刻表や案内板が見つからず詳細はわかりませんでした。こういう時に案内所を使えば良いですね!
アルハンブラ宮殿を目にする、グラナダ
さて、いよいよ最終目的地グラナダへ!グラナダまでは2時間のドライブです。
ランチ後でお腹が満たされついウトウト(フローリアさんの運転は静かでとても上手)、気づいた時にはグラナダ市内でした。
グラナダといえば世界遺産、アルハンブラ宮殿。ホテルに向かう前に、このアルハンブラ宮殿が一望できるサン・ニクラス広場に立ち寄ります。
広場はアルハンブラ宮殿を撮影する人で一杯。夕暮れや夜景になるともっと人が集まるようで……。
着いた時間は17時過ぎ。夕焼けには早すぎる時間、まだゆっくり撮影するには良い時間帯でした。

グラナダ市内。今日一日見てきた白い村々とは全く異なり、イスラムの匂いが残る場所。全体的に茶系なのが印象的です。
17時半、宿泊ホテルに到着。
フローリアさんがチェックインまでしてくれて、とても助かる!
ここで一日お世話になったフローリアさんとお別れ。とても素敵な南スペインを案内してもらって、感謝の気持ちを伝えたかったけど「Thank you」というのが精一杯でした。
はぁ、スペイン語を勉強して来れば良かったと後悔。この後、スペイン語翻訳のアプリを入手したのでした。


今回の南スペインを巡る旅。どの街も個性が違い、また絵になる場所がたくさんありました。
ミハスもフリヒリアナもアンダルシア有数の「白い村」ですが、人が生活している、という部分で私にはフリヒリアナの方が魅力が感じられました。
見上げると洗濯物がはためき、各々好きな植物を育てている。そういう日常がすっと心に入ってくるのかもしれません。