マダムHarukoのフランスレポート

歴史と芸術の街 Rouen(ルーアン)

2016.5.24 ルーアン,Rouen,サン・トゥアン教会,ウィリアム・クライン,オーケストラ,バレエ,マダムHaruko

娘の用事で出かけた、フランス北西部のオート・ノルマンディー地方。そのついでに、百年戦争の英雄、ジャンヌ・ダルクが火刑にされた地として知られる、この地方の最大都市、Rouen(ルーアン)へ足を運び、街なかを散策してみました。
ルーアンもとは、8世紀末に侵入してきたバイキング(ノルマン人)がノルマンディ公国を建国し、Rouen(ルーアン)を首都にしました。
街全体が美術館と言われるほど歴史的モニュメントが数多く残され、古都特有の文化を感じさせる人気の観光地と、以前友人から聞いていました。
ルーアン/サン・トゥアン教会
観光名所の下調べもしないまま、思いつきで出かけた私たちは、まず車を停めて最初に目についた高い塔を目指して歩きました。
高さが137メートルもあるこのl'Abbatiale SaintOuen(サン・トゥアン教会)は、14世紀、ベネディクト派の修道院があった場所に建てられ、あまりにその外観が立派なので、Cathédrale Notre-Dame de Rouen(ルーアン・ノートルダム大聖堂)とよく間違えられるそうです。
ルーアン/サン・トゥアン教会
荘厳な雰囲気を期待して教会の入口をくぐると、明るい色のパネルが視界に飛び込んできて驚きました。
そのパネルをよく読むと、アメリカの写真家ウィリアム・クライン氏の展示会が、4月16日から7月24日まで開催されているとのこと。
ルーアン/サン・トゥアン教会
アーチ状の高い天井の側廊に、ウィリアム・クライン氏の作品が「New York」「Rome」「Mouscou」「東(京)」「Paris」のテーマに別れ、それぞれの大都市を象徴するポートレートを中心に展示されていました。
1928年にニューヨークで生まれ、画家だった彼は、1954年から写真家としての活動に目覚めたと説明がありました。大胆でコスモポリタニズムの作品は人々の注目を集め、今でもパリに住み芸術活動を続けているそうです。
ルーアン/サン・トゥアン教会
娘と写真展を見ていると、前ぶれもなく正面の祭壇に指揮者とオーケストラが現れ、静かに演奏が始まりました。そして祭壇前に設置されたステージの上で、若い男女(きっと地元のバレエ団なのでしょう)が音楽に合わせてバレエを踊りはじめ、あっと言う間にステージのまわりに人だかりができました。
私たちも椅子に座って鑑賞することができ、すっかり彼らのしなやかな動きに魅了されていました。
ルーアン/サン・トゥアン教会ふと立ち寄ったRouenの街の教会で、写真展やこんなに素敵なバレエのエンターテイメントに出会い楽しめるなんて!
思いがけない幸運に、娘と2人で感動しつつ帰路につきました。ぜひ次は時間に余裕を持ってこの街を訪れ、今回見られなかった多くのモニュメントを堪能したいと思います。