マダムHarukoのフランスレポート

バーデン・バーデン

2017.04.15 バーデン・バーデン,Barden-Barden,温泉,スパ,カラカラ・テルメ,フリードリヒスバード,療養,ローマ式入浴,オプショナルツアー,マダムHaruko


住まいのあるパリ郊外から週末1泊2日で、ドイツのバーデン・バーデン(Barden-Barden)を訪れました。
パリの東駅からストラスブルグ(Strasbourg)までTGVに乗り2時間弱。そしてストラスブルグの駅でレンタカーを借り、約1時間のドライブでバーデン・バーデンに到着です(約60km)。
ヨーロッパ有数の温泉保有地として知られるバーデン・バーデンですが、温泉施設といえば主に2つ。
比較的モダンなスパ施設、カラカラ・テルメ(Caracalla Therme)と、伝統的な入浴法を用いて療養的な要素を持つフリードリヒスバード(Friedrichsbad)がごく近い距離に建っています。
カラカラ・テルメは4000平方メートルの莫大な敷地内幾つものプールやサウナ設備等を備え、水着着用で入る施設なのだそうです。
私の今回の旅の目的は、1877年にローマ浴場の遺跡に建てられたというフリードリヒスバードの温泉です。
この天然温泉の素晴らしい効用について噂を聞いて以来、ずっと行ってみたいと思っていた場所。やっと念願が叶いました。
私が体験したのは、Wellness Package(石鹸とブラシのマッサージ付きの温泉。入場料は37ユーロで、所要時間3時間半)。ここはオールヌードで入る男女混浴の温泉施設ですが、曜日によっては男女別になるそうです。私が訪れた土曜日は男女が分かれて入浴できる日で、唯一大理石の浴槽と素晴らしい天蓋のローマンアイリッシュ浴場のみが混浴でした。 混浴については少し不安だったのですが、実際は浴槽というよりプールのような施設で、特に混浴を意識することもありませんでした。
Chambre de roi
フリードリヒスバードでは、現在もローマ式入浴法が保たれています。
脱衣所のロッカーに用意された白いシーツをタオル代わりに持参し、10箇所以上のサウナや浴槽を順番に従って入浴します。各場所に目安の入浴時間も書かれているので、それを守りながらひとつずつ入浴して廻るのです。
まずシャワーを浴びてから、低温サウナ、高温サウナ、そしてスチームサウナへ、徐々に体を温めていきます。体温が高くなったところで、石鹸とブラシを用いたマッサージを受けました。硬いブラシか柔らかいブラシを選べますが、マッサージ自体は韓国の垢擦りマッサージと似ています。
マッサージを受けた後は、浴槽やジャグジーに入りながら、今度は徐々に体温を下げていきます。
最後にもう一度シャワーを浴びた後、暖かいシーツを渡され、それで身体を拭きます。幾つか用意されたアロマのボディクリームから1つを選び身体に塗り、そのまま休憩室に案内されると、薄暗い部屋に円形状に並ぶベッドの上で、繭にくるまる蚕のように毛布に包まれ30分ほど仮眠を取ります。何とも言えない至福のひととき。
3時間半という長時間に関わらず、のぼせることもなく身体に優しい入浴法だと感心しました。
身体の芯がホカホカし、程よいリラックス感。そして特に効力を実感したのは、翌朝目覚めたときの身体の軽さ。普段凝っている首や肩周りがとても軽くなり、療養として人々が訪れるという事に納得がいきました。
駐車場ですれ違ったフランスの中年男性は、毎週ここに来て入浴し健康管理をしていると話してくれました。羨ましい限りです。
<アクセス情報>
ストラスブルグ駅から電車で行く場合
ストラスブルグ駅からAppenweier駅乗り換えでバーデン・バーデン(Barden-Barden)駅まで所要時間は約1時間半。バーデン・バーデン駅から201番のバスでレオポルド広場まで約10分。